【-  公開日  -】 2018年03月07日

労働問題を問う前に。そもそも労働って何?

この記事を読むのに必要な時間は【約 7 分】です。

 

最近よく長時間労働や裁量労働制、男女の所得格差などの労働問題が一般論として取り沙汰されますが、そもそも「労働ってどうしてそんなに重要なのか?」ということが置いてけぼりにされている気がしませんか?

この点が理解されて初めて「個人にとっての働きやすさ」や「生産性」を議論できるはずで、なんのために働いているかを理解しないまま「残業減らせ!」とか「給料上げて休みを増やせばいい」といった改革議論をするのは労働者の意見を無視した暴論だと個人的には思っています。

ということで今回は100名の方に「あなた自身が考える労働の意義」についてお尋ねしてみました。ついでにベーシック・インカムで生活が保障された際に仕事を継続するのかも訊いてみました。

アンケートにお答えいただいた皆様には感謝申し上げますm(_ _)m

アンケート回答者の属性

まずは今回アンケートにお答えいただいた方の[性別]および[年齢]を確認しておきたいと思います。

回答者の性別は次のようになっています。

男女比はだいたい等しく、男性:女性=52人:48人になっています。

 

また、回答者の年齢別グラフは次のようになっています。

やはり労働の中心となる20代から40代の回答数が多いようです。クラウドソーシングを利用したアンケートなので10代や60代以上が少なくなるのは当然ですね。70代以上は回答者0でした。

回答者の属性は以上になります。

あなたにとっての『労働』とは?

ということなのでさっそく本題に入っていこうと思います。今回のアンケートの本題は「あなた自身にとって労働とは何か?」でした。

選択肢としては

  • 生活の糧を得るための手段(生活するため)
  • 自己実現のための行動(夢をかなえるため)
  • 自己の尊厳を維持するための行動(自分を否定されないため)
  • 他者と繋がるための機会(コミュニケーションのため)
  • 他者に利益を与えるための行為(チャリティーのため)

の5つを用意しました。

生活資金のためなのであれば一番上を、夢をかなえるために働いているのであれば2番めを、社会的に批判されないために働いているのであれば3番めを、といった感じになります。孤立を防ぐためや他者に何かをしてあげることを目的とするのであれば4番目、5番目の選択肢になります。

この中で自分の労働の意義について最も近いものを1つ選んでいただきました。結果はこのようになりました。

ご覧のようにコミュニケーションやチャリティー(慈善)目的での回答は1件もなく、『生活の糧を得るための手段』という回答がほとんどでした。

ここまで意見がハッキリしていると労働の目的は「お金のため」という人がほとんどだということがわかります。

この結果を見ると「ベーシック・インカムで収入保障すれば働かなくなるんじゃない?」と思いますよね?そちら結果についてはまとめの前の最終段落で発表したいと思います。

労働の目的を逸脱した指示に従うのか?

上で労働の意義についてはご紹介しましたが、ここで気になるのが「もし労働の意義を外れた指示があった場合、受け入れるのか?」ということです。

たとえば生活の糧(お金)が目的の場合、「無償労働を強制されても受け入れるか?」ということになります。批判されないための労働をしていたらみんなから馬鹿にされる結果になる労働をするかって話になりますよね?

普通は「受け入れるわけない」と思うのではないでしょうか。

結果はこちら。

受け入れないほうが多いのは予想通りですが、意外なことに受け入れるという意見も半数近くあります。上の結果と組み合わせれば「一時的な無償労働が発生しても受け入れて取り組む」ということになるわけですが・・・。

そういえば我々日本人は残業代が払われない「サービス残業」を自らすすんで行う民族だったのを失念してました・・・。いいのかこれで・・・。

あなたが望む働き方(労働形態)は?

アンケート結果なので予想外の結果もあり得る。ということで、次は「自身が望む働き方」についての結果になります。

  • サラリーマンなどの正規雇用
  • パート・アルバイトのような時間制労働
  • 自営業や起業など(自己の責任で組織を運営)
  • フリーランスなどの個人事業主(個人の責任で働く)

の4つの選択肢の中から選んでいただきました。

結果はこちらになります。

やはり自分が望んだ形で働ける『フリーランスなどの個人事業主』として個人で働きたいという方が4割以上と多いようです。

そして安定収入のためか2位は『サラリーマンなどの正規雇用』で3割程度、3位はこちらも時間がある程度自由になるという理由でなのか『パート・アルバイトのような時間制労働』で2割となりました。

やはり、人の上に立って事業を興そうという人は少数派のようで1割しかいませんでした。

個人事業主を望む方が多いのはクラウドソーシングがそういった働き方を提供する場であることも関係しているのかもしれませんね。

ベーシック・インカムが導入されたら仕事は続ける?

さてアンケート項目も最後になりましたが、先程も書いたとおり最後は「ベーシック・インカムが導入されたら今の仕事を続けるか?」という質問になります。

もし、「生活できれば仕事なんか止めてやる!」って人が多いのであれば、こちらのアンケートは[継続しない]という選択肢が多数派になるはずですよね?

ということで結果を見てみましょう。

・・・意外なことに[継続しない]という意見は1割にも満たない結果となりました。

わからないという回答については「もし辞められるのであれば辞める」という消極的な[継続しない]意見だろうと推測しますが、継続するという意見が4割もあるのは驚きですよね。

「生活資金のために働くけど、生活が保障されても仕事は続ける」という矛盾した結果になりそうなんですが、その時点で働く目的が変わるのかもしれませんね。残念ながらそこまでは調べていませんでした。面目ない・・・。

まとめ

今回のアンケート結果は以上で終わりです。少しは楽しんでいただけたでしょうか?

しかし、日本人の労働観がここまで「生活者視点」だとは・・・。最低限の生活が保障されているという生存権のような美辞麗句はあまり信じられていないのでしょうか。

それに、もともと同質性を好み、変化をあまり好まない国民性のようですから、世間で一般化されない限りは従わない人のほうが多いのかもしれません。

同質性を好むということは「他人と同等かそれより豊かな生活はしたいけど、他人より貧しい生活はしたくない」という意識にも繋がりそうですね。

あくまでも推測ですし、こういったことはアンケートで表面的に訊いても正解は得られないと思うので難しいところです。

最後にこちらのアンケートにお答えいただければ幸いです。

◎ベーシック・インカムが導入されたあとでも「働きたい」という意見が多い理由をどう思いますか?

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最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

honto_maitta

このブログの管理人です。 文章での表現力を高めようと思っていたら、いつの間にかグラフや画像を使ったブログになってしまいました…。 何かご用がありましたらお問い合わせページよりご連絡ください。 現在のところ、メインブログの方の更新頻度は月に1~2回を予定しています。

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