【-  公開日  -】 2018年01月29日

『ダークウェブ』の違法コンテンツについて

記事読了まで約〈 6 分54秒 〉です。

この手の話題を検索してくる方も多いのでこの記事ではダークウェブ上に児童ポルノや薬物、銃器などが扱われているかについての説明とその危険性について書いておきます。

あくまでも違法目的ではないのでその点はご理解ください。

ダークウェブって児童ポルノはあるの?

ダークウェブへアクセスする目的としては「児童ポルノを見たい!」という欲求が強いようです。当ブログへの検索語句にもそういった傾向が見られます。

確かにonionちゃんねるのスレッドの中には児童ポルノ関連のスレッドもあります。もちろん、有名なサイトであるonionちゃんねるに本物が置いてあったりしたら、今頃はサイトが閉鎖されているはずですが・・・。

そんな情報を不特定多数の人がアクセスする場所へ書き込んでしまえば、下手をすれば児童ポルノ法違反で捕まります。

ちなみに補足として、特定の個人や少人数に直接的に児童ポルノを提供した場合は『三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金』となり(児童ポルノ法7条2項)、児童ポルノを不特定多数に提供した場合には『五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金』となります(児童ポルノ法7条6項)。

児童ポルノへのアクセス方法の提供が『その他の記録の提供』として処罰される危険性もあるのでやっぱりオススメはしません。少し前の判例ですが、児童ポルノが掲載されたURLをリンク無しで掲載して『児童ポルノ公然陳列』として有罪判決をうけた例もありますので「掲載されていることを知ってURLを書き込んだらアウト」ということもあり得ます。

すでに国内でも児童ポルノの提供単純所持については逮捕の前例もあります

2017年11月21日には人気マンガ「るろうに剣心」の作者が児童ポルノ所持で書類送検されています。
「るろうに剣心」作者を送検=児童ポルノ所持容疑-警視庁|Jiji.com

また、取り締まる側の身内であっても特別な扱いはないみたいです。
4県警の警官顧客 警視庁が業者摘発|毎日新聞

特に最近では外国で大規模なダークウェブの違法サイト摘発も頻繁に行われており、違法サイトへのアクセスそのものが推奨されない状態です。オーストラリア警察も世界最大級の児童ポルノサイトのサーバーを押収後、おとり捜査のために11ヶ月間に渡り運営者を装い更新し続けていたということです。
オーストラリア警察が世界最大の児童ポルノサイトを11ヶ月運営していたことが判明|本の虫

セキュリティ対策企業も探りを入れているみたいですし、そもそもTorの使い方を紹介しているサイトを見れば分かりますが、アップロードした時点でバレる危険性があるわけですから、自分の利益にならないことをする人も少ないと思います。

ただし、少し付け足しておくと「ダークウェブに違法コンテンツがあるという話は嘘ではない」ということははっきり言えると思います。ヒントは「利益にならないことを人はやらない」ということです。

あとは自己責任でお願いします。違法目的でダークウェブへアクセスし、結果として何か不都合が生じたとしても当方は一切責任を取れません。

ダークウェブへのアクセスについての注意点

確かにダークウェブには児童ポルノや薬物、銃火器など違法なものを扱うサイトも存在します。ただし、いくらそこにあるとしても違法なサイトには近づかないことを強くオススメします

各国の捜査機関がネット上の犯罪行為について目を光らせていますし、最近は取り締まりも強化されているようです。こちらの記事をご覧いただくとわかりますが、各国の捜査機関はあくまでも「ダークウェブ=違法サイトの巣窟」という図式で動いているようです。

違法な活動に関与する犯罪者たちを追跡し、麻薬組織やダークウェブ市場を解体するため、英国国家犯罪庁(NCA)が「サイバーセキュリティの専門家」と「ダークウェブのアナリスト」の人材募集を開始している。

英国政府がサイバー犯罪撲滅のため「ダークウェブ専門家」を募集|THE ZERO/ONE

イギリスのNCAやアメリカのFBIといった各国の捜査機関はダークウェブの全容を把握し、違法マーケットを絶滅させることを目的としているようです。

しかし、Torの開発陣は「完全な秘匿性は安全性とトレードオフ」と考えているようなので水と油のような関係ですね。

上記の引用元のサイト『THE ZERO/ONE』はTor関連の記事が充実しているので、より深くTorについて知りたい方は閲覧してみるといいかと思います。

ダークウェブでの違法行為は取り締まり可能

よく「ダークウェブで違法行為を行えばバレる心配はない」と思いこんでいる人がいますが、違法行為を行うことを前提としているのであればその行為はバレる危険性が相当高いです。

通信の規制の弱い日本でも通信傍受法という犯罪捜査のために例外的に通信内容について傍受できる法律があり、児童ポルノや薬物犯罪はこの傍受の許可された犯罪類型の中に含まれています。そのため、違法サイトへのアクセスを繰り返していたりすると特定され、警察が訪ねてくるかもしれません。

もちろん完全に監視されているというわけではないでしょう。特定の違法サイトもしくは対象者に『罠を張っている』という言い方がより正確だと思います。こちらの事件でも最終的な決定打はビットコインの購入履歴でしたが、その捜査のためにいろいろと試行錯誤を繰り返していたようです(記事のURLを忘れたためソースを記載できず申し訳ありません)。

ということなのでダークウェブといえど完全にフリーダムというわけではなく、イリーガルな行為については確実に尻尾を掴まれると思ったほうがいいと思います。そのためダークウェブへアクセスする際には「違法サイトへの目立ったアクセスは控えること」を強くお勧めします。

現状はTorのシステムを無理して使わなければならない状況でもないですし、Torについてはアメリカ政府を始めとした各国政府機関が解読に成功したというウワサ話をところどころで目にします。FBIはスパイウェアやマルウェアを使ってTorユーザーのIPアドレスを抜くための技術開発も進めているという情報もありますし、逆に摘発できたのはたまたま存在した脆弱性をついたものである、という意見もあるので、どちらが正しいのかは判断が難しいところです。

ということなので、違法コンテンツを求めてダークウェブへアクセスすることは止めておいたほうがいいでしょうというのが結論です。

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筆者紹介

ほんと参った

一応このブログの管理をやっております。 基本スタンスは「テキトーにやる」なので、あまり期待せずに見ていただければ幸いです。 何か御用がありましたらお問い合わせページよりご連絡ください。 ちなみにnoteはこちらからどうぞ。

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