【-  公開日  -】 2018年01月29日

『ダークウェブ』っていつからあるの?

記事読了まで約〈 3 分56秒 〉です。

最近よく目にするダークウェブという存在ですが、実際どのくらい前からあるのかちょっと気になりますよね。この記事ではダークウェブおよびTor技術の歴史に簡単に触れておこうと思います。

ダークウェブの歴史など。

まずダークウェブ(Tor)の基本的な歴史についてです。

実はダークウェブにアクセスできるTor技術の歴史はけっこう古く、ここ1年、2年という間にできたわけではありません。開発され始めたのは1995年、当初は米海軍調査研究所(NRL)によって研究開発が開始されました。その後2002年に第2世代のコード開発を開始し、2004年以降に第2世代の新たなコードに書き換えられていったという流れのようです。

2017年には第3世代のコードがα版として公開され、よりセキュアな接続が可能になったと言われています。この第3世代のコードがサポートされたTorBrowserの安定版(バージョン7.5)については2018年1月よりダウンロードが可能になっています。詳しくはこちらの公式ページをご覧ください。

TorBrowser 7.5 is released|Tor Blog

開発支援には政府組織が関与している

Torの開発プロジェクトには海軍研究局(ONR)や国防高等研究計画局(DARPA)などアメリカの国防に関する機関が開発支援を行っていた過去があります。面白いのは2017年現在もアメリカの政府機関である国務省の民主主義・人権・労働局(DRL)がTorのスポンサーになっているという点です。その他の支援者についてはTor Projectの公式ページ(スポンサー一覧)をご覧ください。ちなみに過去および現在のスポンサーの中にはMozillaやGoogleの名前もあります。

もともとTorは検閲回避や諜報・軍事目的で研究・開発されてきたものであるため、アメリカの政府機関が開発に深く関わっています。最近では大使館などの政府機関が本国とやり取りをするために使用しているケースもあるようです。その他の使用例についてもTor Projectの公式ページに掲載されています。

しかし20年以上の歴史があるということは、すでに有名な違法サイトについては閉鎖されているか、監視されていると考えたほうが自然です。違法性の薄いサイトしか見当たらないとしてもそれは当たり前のことかもしれません。

ただし現在もhidden service(onionドメイン)上に新たにサイトは公開され続けているので、全てのサイトが知られているわけではありません。

全てが監視されているという誤解

よく政府機関が開発に関与しているため「政府により監視されている」と考える人が居ます。

ですがその点については政府機関が開発に関わっているとしてもTor自体が監視されているということはない、と開発者が明言しているのでその点についての秘匿性は確保されているはずです。

ただし「だれにでも使える」ということは捜査関係者もTorBrowserなどのソフトウェアをダウンロードして使用することが出来るということです。これはつまり「誰がアクセスしているのか」はわからなくても「違法サイトが存在すること」自体は認識できるということになります。

今後もTorは研究・開発が継続されていくようなので決して過去の技術というわけではありません。

ですが各国における違法サイトの取り締まりについてはさらに強化されていくことが予想されるので、あくまでも違法目的ではなくプライバシーを守る用途での使用をオススメします

以上、ダークウェブの歴史についての簡単な説明でした。

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筆者紹介

ほんと参った

一応このブログの管理をやっております。 基本スタンスは「テキトーにやる」なので、あまり期待せずに見ていただければ幸いです。 何か御用がありましたらお問い合わせページよりご連絡ください。 ちなみにnoteはこちらからどうぞ。

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